以前から書いていますが、今利用しているPHS基本料金無料キャンペーンの適用が、この3月で終了します。

で、次はドレを使おうか考え中なんですが、選択のポイントとして気になるのは「通話」です(書くまでもないかも知れませんが、今回も独断と偏見強めです)。

いま、唐突に昔のエピソードを思いだしました。

ーーーーー ここから回想シーン ーーーーー

携帯電話が普及し始めた頃、メッセージを送ることができるサービスが始まりました(今考えると、たぶんSMS)。「便利になったね~」などと話しているところに、一人の預言者(会社のエライさん)があらわれて、こうのたまわれました。

「よく考えてもみよ。メッセージを送るのは携帯電話であろう? メッセージを受けるのも携帯電話だ。二人が携帯電話を持っているなら、その場で電話をかけて話したほうが早いではないかっ!(効果音 ドドーンッ!)。 今はモノメズラシイから話題になっているが、携帯電話の普及とともにメッセージサービスやインターネットメールなどは遠からず廃れ、いずれビジネスの世界から消滅するであろう」

私達は、「通話とちがいメッセージは、自分も相手も都合の良いときに送・受信できる」とか、「内容の記録が残る」とか、「簡潔・端的に伝えることができ、時間が節約できる」とか、メッセージサービスやメールの様々な利便性を伝えましたが、その預言者(くどいようですが、会社のエライさん)は、ガンとして自説を曲げませんでした。

ーーーーー 回想シーンここまで ーーーーー

このときの経験から、私は2つの教訓を得ました。いい機会ですからシェアしておきましょう。

  • 教訓 その1
    過去の経験を基に自信たっぷりに話されたことが、かならずしも正しいワケではない。
  • 教訓 その2
    一定の階層では、メール(メッセージ)に対する信頼性が低く、通話に対する信頼性が高い傾向がある(年齢層が高い場合など)。

今日のエントリは、「教訓その2」を念頭に検討しております。相手にもよりますが、通話なら、メールのようにタイムラグが発生することもなく、ダイレクトに相手の反応をみながらやり取りして意見を調整することができます。お互いの気持ちや熱意などを伝えるために、通話はメールよりはるかに有用なケースがあることは確かです。「通話の信頼性が高い」ということには、一定の合理性があると考えています。

ということで、「話し放題(かけ放題)」について調べてみました。

話し放題の種類

実は、話し放題・・・といってもいろいろあります。「真・話し放題」と「なんちゃって話し放題」です。ザックリと3つに分けました。
  1. 「1回の通話時間も無制限」で「1ヶ月の通話回数も無制限」というタイプ
  2. 「1回の通話時間は制限あり(5分または10分が多い)」で「1ヶ月の通話回数は無制限」というタイプ
  3. 「1回の通話時間は制限あり(5分または10分が多い)」で「1ヶ月の通話回数も制限ありなんだけど300回とか500回とか余裕がある」というタイプ

個人的に、2や3のタイプを「話し放題(かけ放題)」って呼ぶのは違和感があるので、1のタイプを「真・話し放題」と呼ぶことにいたしました。今風に「シン・話し放題」と書いてもいいかも知れません。実用的には5分(または10分)話せれば、大抵の用件には十分なんですけどね。

ということで、これから1のタイプ(1回の通話時間も1ヶ月の通話回数も無制限)を検討したいと思います。これは、実用的・・・とかそういう話ではありません。「そこに山があるから登る」というような、「漢のロマン」のようなイメージでご理解いただければ幸いです。

話し放題の提供方法(方式)



専門用語的にはなんといったら良いのでしょうか? 音声をどうやって相手に届けるか・・・ってコトです。ここでもザックリ3つに分けます。
  1. 従来の携帯回線で音声のやりとりをする方式(パターンA)
  2. プレフィックス回線で音声のやりとりをする方式(パターンB)
  3. IP電話アプリで音声のやり取りをする方式(パターンC)

一般的に、価格は「パターンC」が一番安く、通話品質は「パターンA」が一番良く、価格・通話品質共にAとBの間が「パターンB」という傾向にあるようです。

「シン・話し放題」を実現しているのは?


以下のサービスがあります。
  1. ワイモバイル(サービス提供パターンA)
    例)スマホプランS1,980円+スーパーだれとでも定額1,000円=2,980円(ワンキュッパ割適用時1年限り。2年目以降は3,980円になる。データは2GBまで使える)
  2. もしもシークス(サービス提供パターンB)
    例)基本料金980円+かけ放題フル1,800円+パケット1GB600円=3,380円(データは1.5GBまで使える)
  3. イオンモバイルカケホーダイ(サービス提供パターンC)
    例)データ1Gプラン 480円+050かけ放題1,500円=1,980円(データ専用SIMなので、携帯回線を使った通話は不可 データ1GBまで)
    例)音声1Gプラン1,280円+050かけ放題1,500円=2,780円(携帯回線使った通話可能)

1回の通話時間も1ヶ月の通話回数も無制限の話し放題(シン・話し放題)を実現しているのは、3つだけでした(たぶん)。
(他にご存知の方は、お知らせください(^^)/)

まとめ

 価格でいえば、イオンモバイルのカケホーダイですが、IP電話アプリ(提供パターンC)により実現しています。パターンCは、通話品質が一番良くないパターンです。具体的には、音声が相手に届くまで若干時間がかかります(イメージとして衛星中継の感じ)。さらに、音声が途切れることがあります。

LINEなどのメッセンジャーを使った通話と原理は一緒なので(たぶん)、使ってみると通話品質がイメージできるかもしれません。また、イオン店頭で試せるところもあるようです。

ここで、関西のおっさん視点です。

関西人として、音声の遅延・途切れはこまるなぁ・・・。たとえば、相手がボケたときに、絶妙の間で「んなワケあるかいっ!」とツッコめなくなります。これは大きなマイナス要素だといえるでしょう。

次にもしもシークスはどうでしょうか? もしもシークスは、プレフィックスの割には「音声が悪い」との評判と「改善した」という評判があり通話品質の現状がわかりません。縛りがないようなので試してみる手はアリかもしれませんが、実際のところどうなんでしょうかね。

となると、確実なのはワイモバイルかな・・・って気もしますが、ワイモバイルはデータ利用料が割高なイメージで、かつ2年縛りがあります。
 
通話利用とデータ利用を分離する方法もあります。ワイモバイルのガラケー(データ通信利用なし)とデータ格安SIM利用タブレットを併用する使い方が、自分の使い方には一番あってるかな・・・って気がしています(一般的な結論じゃないかも知れませんが・・・)。
 
以上、内容にカンチガイ等あれば、「やさしく」ご指摘いただければ幸いです。






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