総合労働相談員は、“個別労働紛争解決制度”に基づき、労働基準監督署等に設置された“総合労働相談コーナー”で相談業務等をします。
2年半在籍しましたが、内訳は次のような感じです。
監督署の相談コーナー(最初の6か月)
残業代未払いなどの申告も結構あった。36協定や変形労働時間制の導入の仕方など、事業主側からの相談も多かった。比較的実務的な相談が多かったように思います。
労働局の相談コーナー(2年)
監督署の相談コーナーで相談しても納得いかない!・・・って相談者からの相談も結構あった。逆に、申告などは各監督署を案内した。社労士や弁護士からの相談も多かった。そもそも答えがないような、微妙な質問の割合が多いように思いました。
労働局での2年間で、個紛法のあっせん制度の事務局もやりました。担当した“あっせん”は約80件程度です。あっせん制度の最初から最後まで関わることができたのは、そこそこレアな経験だと思います。
労使間のトラブルが発生した時、解決に向けてのサポートをするのが“個別労働紛争解決制度”ですが、まだまだ十分に活用されていないように感じます。
2年半経験した中から、シェアできる部分は、ぼちぼちシェアしていこうと思います。少しでも労使トラブルの解決のために参考になればいいなと思います。
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